阿奈志神社(読み)あなしじんじや

日本歴史地名大系 「阿奈志神社」の解説

阿奈志神社
あなしじんじや

[現在地名]小浜市奈胡

奈胡なご集落の北側山裾にある。祭神大己貴おおなむち命、旧村社。「延喜式」神名帳にみえる遠敷おにゆう郡「阿奈志神社」に比定される。近世までは山王社または山王宮とよばれ、安永二年(一七七三)の吉村定教等連署山王宮神事等ノ儀ニ付返答書(当社蔵)によれば、山王宮はてんヶ城に昔住んでいた三位中将源義昌が、天徳二年(九五八)社を建立し、日頃崇敬していた大己貴命を勧請、それ以降山王権現と号し、国富くにとみ荘四ヵ村の惣社としたという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む