日本歴史地名大系 「阿瀬津郷」の解説 阿瀬津郷あぜつごう 長崎県:南松浦郡有川町阿瀬津郷[現在地名]有川町阿瀬津郷太田(おおた)村の西方、有川村の南に位置し、南西部は鯛之(たいの)浦に面する。浦奥に奥浦(おくうら)があり、また三角島が浮ぶ。北に帽子(ぼうし)山がある。太田村の枝村で、畔津とも記される。寛文五年(一六六五)九月下旬に筑前船が東(ひがし)島で破船、一〇月には筑前の使いが岩瀬(いわせ)浦(現奈良尾町)に来て東代官に礼状を届けるとともに、また救助に当たった太(たい)ノ浦の竈師弥右衛門と「あぜ津」の竈師太右衛門に銀子一枚ずつを渡している(「寛文五年江戸御留守覚」五島編年史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by