阿熊村(読み)あぐまむら

日本歴史地名大系 「阿熊村」の解説

阿熊村
あぐまむら

[現在地名]吉田町阿熊

阿熊川流域の山間地に位置し、南は下吉田村、東は久長ひさなが村。元亀二年(一五七一)一〇月一日の武田家高札写(武州文書)に「あくま」とみえ、甲斐武田氏は当地に禁制を発している。天正九年(一五八一)三月一八日の北条氏邦印判状写(同文書)によると鉢形はちがた(現寄居町)城主北条氏邦は「あくま山中」の四郎三郎を召返して氏邦の被官としている。同一四年三月一〇日氏邦は「阿久間之内」志路屋四郎左衛門・同三郎左衛門・同右京に対して上野国山中と秩父の間の立山(入会権確保)と欠落者の鉢形拘引の二ヵ条を命じている(「北条氏邦印判状写」同文書)。同年一〇月一八日北条氏邦は印判状(彦久保文書)を発し、「阿久間篠蔵」の百姓与二郎の訴訟に四ヵ条の裁定を下している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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