阿蘭陀人定宿跡(読み)おらんだじんじようやどあと

日本歴史地名大系 「阿蘭陀人定宿跡」の解説

阿蘭陀人定宿跡
おらんだじんじようやどあと

[現在地名]中京区大黒町

町の両側にあった海老屋与右衛門方は、江戸時代を通じて、江戸参府の阿蘭陀人の定宿であった。

阿蘭陀人は、例年正月一五日に長崎表を出発し、正月末から二月初頭頃、海路大坂に着く。大坂に着くと、海老屋に知らせ、海老屋より所司代、両奉行所に届けた。京到着の時は、直ちに大通詞を連れてその旨届け、改めて、大通詞・小通詞を連れ、所司代並びに両奉行所に御礼にまかり出た。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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