降水確率予報(読み)コウスイカクリツヨホウ(その他表記)probability forecast of precipitation

デジタル大辞泉 「降水確率予報」の意味・読み・例文・類語

こうすいかくりつ‐よほう〔カウスイカクリツ‐〕【降水確率予報】

ある地域で、ある時間内に1ミリ以上の雨または雪の降る可能性確率を、0から100パーセントまで、10パーセント刻みで表した予報

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「降水確率予報」の意味・わかりやすい解説

降水確率予報
こうすいかくりつよほう
probability forecast of precipitation

降水の起こる可能性をパーセントで表した天気予報対象とする場所における降水確率を 6時間間隔で予想する。降水量 1mm以上の雨または雪が確実に降ると予想される場合には降水確率 100%,まったく降らないと予想される場合は 0%と表す。数値予報によって予測された大気の状態と過去の降水との統計的な関係をもとにして定めたもので,1980年に東京で,1982年には全国で導入された。1992年からは週間天気予報でも 24時間間隔の降水確率予報が導入された。降水確率 30%とは,30%という予報が 100回発表されたとき,そのうちのおよそ 30回は 1mm以上の降水があるという意味であり,降水量を予報するものではない。

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世界大百科事典(旧版)内の降水確率予報の言及

【天気予報】より

…すなわち,天気予報を利用する場合の条件次第で,同じ適中率の天気予報でも利用したほうが得な場合と損な場合がある。1980年6月から1mm以上の降水が起こる確率を表現した降水確率予報が始められたのはこのためである。また,台風の進路予報の誤差は,予想進路の範囲を2本の線で示し,例えば12時間後とか24時間後に達する位置を弧状の線で示していたが,82年6月からは,一定の時間後の最も確からしい予想位置を×印で示し,誤差をこの点を中心とする円で示すようになった。…

※「降水確率予報」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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