限て(読み)かぎって

精選版 日本国語大辞典 「限て」の意味・読み・例文・類語

かぎっ‐て【限て】

連語〙 (動詞「かぎる(限)」の連用形に、助詞「て」が付いた「かぎりて」の変化したもの) 警戒忌避気持が及ぶ極限を示し、それさえも限界の外において、の意。であっても。でさえも。
浮世草子武道伝来記(1687)三「一門かぎって人にあはず、ふかく取こもりて有しに」
浄瑠璃・心中天の網島(1720)上「女房かぎって此文(ふみ)見せず我一人ひけんして、きしゃう共に火に入る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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