精選版 日本国語大辞典 「院の別当」の意味・読み・例文・類語 いん【院】 の 別当(べっとう・べとう) 院司の最上席。院中の諸事を総理する。承和二年(八三五)二月安倍安仁が嵯峨院の別当に任ぜられたのが最初。院政期になって人数も漸次増加し、五人あるいは七人、それ以上の場合もあり、公卿から任ずることが多かった。次第に職務分掌が生じ、年預、執事と呼ばれる別当もあった。鎌倉時代、本官が大臣である別当を大別当(おおべっとう)とも称した。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例