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イン

8件 の用語解説(陰の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

いん【陰】

易学で、陽に対置されて、消極的・受動的であるとされるもの。地・月・夜・女・静・偶数など。⇔
人目につかないこと。表面に現れない部分。⇔。→陰に

いん【陰】[漢字項目]

常用漢字] [音]イン(漢) オン(呉) [訓]かげ かげる
〈イン〉
光の当たらない所。かげ。「陰影樹陰清陰緑陰
山の北側。「山陰
移りゆく日かげ。時間。「光陰寸陰
暗い。曇る。「陰雨夜陰
気分が晴れない。「陰鬱(いんうつ)陰気
表面に現れない。「陰徳陰謀
隠し所。性器。「陰萎(いんい)陰部陰門会陰(えいん)
(陽に対して)消極的、受動的な性質。「陰画陰極陰性陰陽太陰
〈かげ〉「陰口木陰(こかげ)日陰物陰山陰
[難読]陰陽師(おんようじ・おんみょうじ)陰陽道(おんようどう・おんみょうどう)

おん【陰/飲/隠/蔭】[漢字項目]

〈陰〉⇒いん
〈飲〉⇒いん
〈隠〉⇒いん
〈蔭〉⇒いん

かげ【陰/×蔭/×翳】

《「」と同語源》
物に遮られて、日光や風雨の当たらない所。「木の―で休む」
物の後ろや裏など、遮られて見えない所。裏側。「戸の―に隠れる」「月が雲の―にかくれる」
その人のいない所。目の届かない所。「―で悪口を言う」「―で支える」
物事の表面にあらわれない部分。裏面。背後。「事件の―に女あり」「―の取引をする」
(翳)表にはっきり現れない、人の性質や雰囲気の陰気な感じ。「どことなく―のある人」
他の助け。庇護(ひご)。恩恵。現代では、ふつう「おかげ」の形で用いる。
「元はといえばかの西内氏のお―である」〈蘆花思出の記
正式なものに対する略式。「―の祭り」
[下接語]磯(いそ)陰岩陰片陰草陰草葉の陰小陰木(こ)陰木(こ)の下陰下陰島陰・谷陰・軒陰・葉陰花陰日陰目(ま)陰物陰・森陰・柳陰藪(やぶ)陰山陰

ほと【陰】

女性の陰部。女陰。
「―を衝(つ)きて死にき」〈・上〉
山間のくぼんだところ。
「御陵は畝火山の御(み)―にあり」〈・中〉

出典|小学館
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占い用語集の解説

古代中国において考えられた陰陽思想のこと。この世の森羅万象を「陰」と「陽」に分類することができると考えられる。この陰陽に基づく思想を陰陽思想・陰陽道といい、五行論とともに陰陽五行説に発展した。陰は「女性的」「従順」「止まる」「日陰」などの意味合いがある。

出典|占い学校 アカデメイア・カレッジ
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大辞林 第三版の解説

いん【陰】

物事の外から見えない隠れた部分。
易学の二元論で、陽に対するもの。地・月・夜・女・柔・静・暗・偶数など、消極的・受容的とされるもの。また、一般に沈鬱ちんうつで不活発なこと。
▽↔ 陰陽
[句項目]

ほと【陰】

女性の陰部。女陰。 「此の子を生みしに因りて、み-炙かえて、病み臥こやせり/古事記
山の間のくぼんだ所。 「御陵は畝火山のみ-に在り/古事記

出典|三省堂
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世界大百科事典内のの言及

【陰影法】より

…光線で物体を照らしたときに,物体の置かれた台の上にできる暗部を影shadow,物体それ自身の表面にできるものを陰shadeといい,これらを描写する絵画の技術を陰影法と呼ぶ。これは,空間内の物体を人間の目が認識した場合のビジョン(視覚)の再現に不可欠の要素である。…

【下座音楽】より

…歌舞伎の演出に,効果,修飾,背景,伴奏音楽として,原則として舞台下手の板囲いをし上部の窓に黒いすだれをさげた〈黒御簾(くろみす)〉で演奏される歌舞伎囃子の通称。〈黒御簾音楽〉〈陰囃子〉(略して〈黒御簾〉〈陰〉とも)などの別称がある。ただし〈陰囃子〉は,狭義に,出囃子,出語りについて黒御簾の中で演奏される鳴物を意味することが多い。…

※「陰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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