陰線(読み)いんせん

精選版 日本国語大辞典 「陰線」の意味・読み・例文・類語

いん‐せん【陰線】

〘名〙
製図などで、物の形を明らかにしたり、立体効果を表わしたりする時に用いる線。ふつう平行な斜線を何本も引き、他の部分と区別する。陰影
物体表面に光を当てた時に、影となる部分と光の当たる部分との境目になる線。

かげ‐せん【陰線】

〘名〙 製図、図画等で、物体の影の部分を表わすのに用いる線。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「陰線」の意味・読み・例文・類語

いん‐せん【陰線】

製図で、物の形を明らかにしたり、立体的に表したりするときに用いる線。ふつう、斜線を何本も密に引く。
物体に光を当てたときに、光の当たる面と当たらない面との境界をなす線。
蝋燭足ろうそくあしなどで、終わり値始め値より安かったときに、その差額分を黒地で表した四角形。⇔陽線

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android