精選版 日本国語大辞典「図画」の解説
ず‐が ヅグヮ【図画】
〘名〙
① 図と画。図面と絵画。また、絵。〔文明本節用集(室町中)〕
※刑法(明治四〇年)(1907)一五五条「公務所又は公務員の作る可き文書若くは図画を偽造し」
② (━する) えがくこと。ものの形を図や絵に書きあらわすこと。
※性霊集‐五(835頃)与越州節度使求内外経書啓「今見於二長安城中一所二写得一経論疏等凡三百余軸及大悲胎蔵金剛界等大曼荼羅尊容、竭レ力、涸レ財、趁逐図画矣」 〔漢書‐蘇武伝〕
③ 旧制小学校の美術の教科名。
※文部省達第一二号‐明治一四年(1881)五月四日(法令全書)「小学中等科は〈略〉図画〈略〉物理の初歩を加へ」
と‐が ‥グヮ【図画】
〘名〙 図と画。また、絵をかくこと、像をうつすこと。また、その絵。ずが。〔文明本節用集(室町中)〕
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