陰見世(読み)カゲミセ

デジタル大辞泉 「陰見世」の意味・読み・例文・類語

かげ‐みせ【陰見世/陰店】

遊女が、往来に面した所でなく、家の奥の方に並んで客を待つ店。江戸時代宿駅遊女屋に多かった。→張り見世

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精選版 日本国語大辞典 「陰見世」の意味・読み・例文・類語

かげ‐みせ【陰見世・陰店】

  1. 〘 名詞 〙 遊女が、往来に面した所ではなく、家の奥のほうに並び、遊客選択に応ずるような遊女屋の仕掛け。江戸時代、宿駅の遊女屋に多かった。うちみせ。⇔張見世(はりみせ)
    1. [初出の実例]「皆々打連、影見せをしり目にかけ、ろうかをどろどろ、見通しへゆく」(出典:洒落本・南閨雑話(1773))

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