陸世儀(読み)りくせいぎ(その他表記)Lu Shi-yi

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「陸世儀」の意味・わかりやすい解説

陸世儀
りくせいぎ
Lu Shi-yi

[生]万暦39(1611)
[没]康煕11(1672)
中国,清の儒学者。太倉 (江蘇省) の人。字は道威。号は桴亭 (ふてい) ,剛斎。文潜先生と称された。朱子学を奉じ,陽明学排斥,「居敬窮理」の実践を重視した。陸隴其と並んで,「二陸」と称される。清朝に仕えず教育と著述専念主著『思弁録』 (22巻) ,同後集 (13巻) ,『宇礼典礼折衷』『甲申臆義』『治通治郷三約』。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android