陸奥明(読み)ムツ アキラ

20世紀日本人名事典 「陸奥明」の解説

陸奥 明
ムツ アキラ

昭和期の作曲家



生年
明治27(1894)年12月25日

没年
昭和46(1971)年8月4日

出生地
青森県三本木町(現・十和田市)

本名
菅原 陸奥人(スガワラ ムツト)

別名
芸名=河合 丸目郎

学歴〔年〕
東洋音楽学校卒

主な受賞名〔年〕
十和田市褒賞〔昭和44年〕

経歴
河合丸目郎の芸名で浅草オペラ草創期の歌手として活躍。大正13年郷里の青森に戻り、新聞記者を務める傍ら、音楽研究会を設立して地元の若者たちを指導する。昭和2年長女の都々子が誕生、早くから音楽的才能を見抜いて英才教育を施す。13年上京、作曲家として日本ポリドールと専属契約を結び、14年テイチクに移籍。30年都々子が歌った「月がとっても青いから」が大ヒットした。他の代表曲に「片割れ月」「トラジ」「憧れは馬車に乗って」「お座敷小唄」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「陸奥明」の解説

陸奥明 むつ-あきら

1894-1971 昭和時代の作曲家。
明治27年12月25日生まれ。田谷(たや)力三らと浅草オペラ草創期の歌手として活躍。のち作曲に転じ,長女の菅原都々子(つづこ)がうたった「月がとっても青いから」や「お座敷小唄」などのヒット曲を生んだ。昭和46年8月4日死去。76歳。青森県出身。東洋音楽学校卒。本名は菅原陸奥人(ろくおうと)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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