精選版 日本国語大辞典 「隅取紙」の意味・読み・例文・類語 すみとり‐がみ【隅取紙】 〘 名詞 〙 方形の紙の四隅を切り取ったり折り込んだりしたもの。特に、両端を末広に畳み重ねて、根を串の先端に結び垂れ笠標(かさじるし)や指物(さしもの)としたもの。隅取紙〈武用弁略〉[初出の実例]「御船印角取紙の事。高麗の時、諸手の船には印有レ之。此御方の船ばかり印無レ之候に付、御船頭池上六太夫、即座に鼻紙を取集、隅取紙にて御船印に仕候也」(出典:葉隠(1716頃)六) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例