隅取紙(読み)すみとりがみ

精選版 日本国語大辞典 「隅取紙」の意味・読み・例文・類語

すみとり‐がみ【隅取紙】

  1. 〘 名詞 〙 方形の紙の四隅を切り取ったり折り込んだりしたもの。特に、両端末広に畳み重ねて、根を串の先端に結び垂れ笠標(かさじるし)指物(さしもの)としたもの。
    1. 隅取紙〈武用弁略〉
      隅取紙〈武用弁略〉
    2. [初出の実例]「御船印角取紙の事。高麗の時、諸手の船には印有之。此御方の船ばかり印無之候に付、御船頭池上六太夫、即座鼻紙取集、隅取紙にて御船印に仕候也」(出典葉隠(1716頃)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android