デジタル大辞泉 「諸手」の意味・読み・例文・類語 もろ‐て【▽諸手/▽双手/▽両手】 《「もろで」とも》1 左右の手。両手。「―突き」2 (諸手)もろもろの軍隊。また、隊伍。「―にすぐれたりとの御感状をば、小幡山城に下さる」〈甲陽軍鑑・一八〉[類語]両手・両腕 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「諸手」の意味・読み・例文・類語 もろ‐て【諸手・両手・双手】 〘 名詞 〙 ( 「もろで」とも )① 左右の手。二つの手。両手(りょうて)。⇔片手。[初出の実例]「春まきし山田の苗は生ひにけるもろてに人は引きも植ゑてむ」(出典:重之集(1004頃)百首)② ( 諸手 ) 多くのいろいろな部隊。また、隊伍。しょて。[初出の実例]「何方へなりとも、おち候へ。路次のわづらひも、候まじ。諸手(モロテ)へ、おほせ置たとの御事で、おじゃった」(出典:おあむ物語(1661‐73頃)) しょ‐て【諸手】 〘 名詞 〙 多くのいろいろな部隊、または隊伍。諸隊。[初出の実例]「諸手(ショテ)にすぐれたりとの御感状をば、小幡山城に下さる」(出典:甲陽軍鑑(17C初)品一八) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例