隆守院(読み)りゆうしゆいん

日本歴史地名大系 「隆守院」の解説

隆守院
りゆうしゆいん

[現在地名]岡垣町吉木

おか城跡の南麓にあり、曹洞宗。岡城主麻生隆守慰霊のために建立された寺院で、初め恩賀山と号し、享保(一七一六―三六)初年以降東向山と号した。本尊釈迦如来。隆守を自刃させた大友氏家臣瓜生貞延はのちに宗像氏に従い吉田と改姓、隆守供養のために守台院を建立したのに始まるとされる(続風土記・岡垣町史)。承応二年(一六五三)当寺の本寺であった高倉たかくら村の龍昌りゆうしよう寺八世元錫が隆守院と改称した(増補改訂岡垣小史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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