隆起海食台(読み)りゅうきかいしょくだい(その他表記)uplifted abrasion platform

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「隆起海食台」の意味・わかりやすい解説

隆起海食台
りゅうきかいしょくだい
uplifted abrasion platform

海食台が隆起して陸上に現れた地形表面傾斜はきわめてゆるやかで海面に向かって低下し,背後には旧海食崖がみられる。海食台の構成物質はほとんど基盤岩石であるが,その上に薄く海成堆積物が乗ることもある。前面が浸食されて急崖をなす場合が多く,海食段丘または海岸段丘と呼ばれることもある。志摩半島三浦半島佐渡島をはじめ,日本の各地岩石海岸にその例が多い。(→波食台

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android