隔離説(読み)かくりせつ

精選版 日本国語大辞典「隔離説」の解説

かくり‐せつ【隔離説】

〘名〙 生物の隔離を進化の重要な要因とする学説。一九世紀ドイツのワーグナーらが提唱。地理的な隔離によって種の分化や新種の形成がなされると説く。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の隔離説の言及

【隔離】より

…互いに交配可能な個体の集りである集団が種々の原因でいくつかの分集団に分かれ,分集団間で自由な交配が起こりにくくなったり,たとえ交配してもその雑種が不稔や不妊であって,集団間の遺伝子の交流が極度に妨げられることを隔離という。
[隔離説]
 地理的隔離が種分化に重要な役割を演じているという考えは,古くC.ダーウィンやそれ以前までさかのぼることができる。しかし隔離は地理的に異なった集団には異なった要因による自然淘汰が働くという意味での副次的な役割をもつにとどまらず,隔離こそが種分化の必要条件だとする隔離説Separationstheorieを唱えたのはワーグナーM.Wagner(1868)であった。…

※「隔離説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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