隠公左伝(読み)インコウサデン

デジタル大辞泉 「隠公左伝」の意味・読み・例文・類語

いんこう‐さでん【隠公左伝】

《「左伝」は「春秋左伝」の略。左伝は王の隠公元年の記事から始まるところから》左伝を読み始めても、最初の隠公の条で飽きてやめてしまうこと。飽きやすく勉強が長続きしないことのたとえ。桐壺きりつぼ源氏。
[類語]飽きるうんざりいい加減投げ遣り桐壺源氏三月庭訓雍也論語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「隠公左伝」の意味・読み・例文・類語

いんこう‐さでん【隠公左伝】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「隠公」は中国春秋時代の魯の国王。「左伝」は「春秋左氏伝」の略称。隠公元年の条から始まる ) 左伝を読む決心をしながら、最初の隠公の条で飽きてやめてしまうことをいう。勉学などの長続きしないことのたとえ。桐壺源氏。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android