うんざり(読み)ウンザリ

デジタル大辞泉 「うんざり」の意味・読み・例文・類語

うんざり

[副](スル)
物事に飽きて、つくづくいやになるさま。「あまりの長話うんざりする」
期待が外れてがっかりするさま。げんなり。「あの作家がこんな文を書くとはうんざりしてしまう」
[類語]げんなり飽き飽き懲り懲り飽きる倦む倦怠食傷退屈鼻に付く辟易閉口まっぴらいい加減投げ遣り桐壺源氏隠公左伝世話煩雑面倒厄介手数てかず手数てすう複雑面倒臭い煩瑣はんさ難しいうるさい煩わしいややこしいやかましいくだくだしいうっとうしいこうるさい気詰まりしち面倒しち面倒臭い難儀煩多錯雑錯綜さくそうしち難しい入り組む込み入る手が込む気が重い気が進まない気乗り薄億劫おっくう渋る大儀懶惰らんだ横着怠慢怠惰不精懈怠けたい世話が焼ける手が掛かる冗長繁簡ごたごたもつれる入り乱れる紛糾ごっちゃ乱雑雑然

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「うんざり」の意味・読み・例文・類語

うんざり

〘副〙 (「と」を伴う場合もある)
① 予想外のことにがっかりしたり、びっくりしたりするさま、あきれ驚くさまを表わす語。
評判記・あづまの花軸(1764‐72)「うしろびっくり、前うんざりといふなるべし」
② 物事が十分すぎて、あきあきしていやになるさま、同じ状態が続いたり、何度も繰り返されたりしてあきてしまうさまを表わす語。
人情本・春色恋廼染分解(1860‐65)初「復(また)お座敷かとうんざりしたが」

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