隠居領(読み)インキョリョウ

デジタル大辞泉 「隠居領」の意味・読み・例文・類語

いんきょ‐りょう〔‐リヤウ〕【隠居領】

隠居した人に割り当てられた領地

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「隠居領」の意味・読み・例文・類語

いんきょ‐りょう‥リャウ【隠居領】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 家督財産相続人に譲って隠居した人が、自分生計にあてるための所領
    1. [初出の実例]「加賀肥前守利家、隠居領として拾六万石能登国にこれあり」(出典:駿府記(1611‐15)慶長一九年七月一三日)
  3. いんきょりょう(隠居料)
    1. [初出の実例]「隠居領とて下さるる十人ぶちも、寺参りに月日を送る常精進」(出典:浄瑠璃・娥歌かるた(1714頃)二)

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