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雀の発心 すずめのほっしん

世界大百科事典 第2版の解説

すずめのほっしん【雀の発心】

御伽草子。《雀の草子》《小藤太物語》とも。大和国みやの郡の山里に小藤太という雀がいた。みどり子をもうけたが,夫婦が餌を求めに出た際に蛇に食われてしまう。悲しむ小藤太を鳥どもが和歌を詠(よ)んで慰めるが,小藤太夫婦はわが子の後世(ごせ)を弔うべく遁世(とんせい)しようと語り合う。女房は〈あまかさき〉の庵室で出家し,一心に念仏を唱えついに往生する。小藤太も弥陀が峰の梟(ふくろう)〈そん阿弥陀仏(あみだぶ)〉の庵室で出家,諸国を巡り,洛中洛外の諸寺を参拝し,北野社に参った際,村雨(むらさめ)に遇ったのを縁としてそこに庵室を結び仏道修行にはげむ(赤木文庫蔵本による)。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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