コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

雁の草子 かりのそうし

1件 の用語解説(雁の草子の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

かりのそうし【雁の草子】

中世の小説。著者不明。京都大学に1602年(慶長7)書写の無題の白描絵巻1巻が伝わるのみで,成立年代も不詳。題は近代の命名。身よりのない姫と男に姿を変えた雁との恋物語の佳編で,《鶴の草紙》《鼠の草紙》などと同様の異類物語の一つ。名月のころ,たよりないわが身を嘆き石山観音に参籠した女の前に狩装束の男が現れる。2人は契りを結ぶようになるが,春になると男は帰郷(帰雁)せねばならず,恋は悲恋に終わる。やがて1羽の雁が女のもとに男の死を伝え(雁信),女は無常を感じて出家,往生を遂げ,物語は次の歌で結ばれる

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

雁の草子の関連キーワード大谷大学女大学京都大学東京都立大学昭和大学道都大学首都大学東京著者旧帝大東都大学野球

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone