改訂新版 世界大百科事典 「集古録跋尾」の意味・わかりやすい解説 集古録跋尾 (しゅうころくばつび)Jí gǔ lù bá wěi 中国,古銅器の銘文や碑文などの拓本に関する考証を集めたもの。10巻。宋の欧陽修の著。宋代は金石学,つまりこれらの拓本を歴史,文字,書道学等の対象として研究する学問のおこったときで,学者による拓本の収集が盛んに行われた。本書はその初期に属するもっとも優れた著作である。なお,その収集品の目録としては,子の欧陽棐(ひ)が編した《集古録目》がある。執筆者:日比野 丈夫 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by