集団運動(読み)しゅうだんうんどう(その他表記)collective motion

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「集団運動」の意味・わかりやすい解説

集団運動
しゅうだんうんどう
collective motion

粒子系の力学すなわち多体問題で,系を構成する多数の粒子が協力して行う集団的,組織的な運動重心運動回転運動などがその典型的な例であるが,そのほかにプラズマ中のプラズマ振動音波,結晶内の原子規準振動強磁性体スピン波など多くの例がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の集団運動の言及

【多体問題】より

…固体中に起こるそのような波で波長の長いものは音波やその他の弾性波になる。このような波が起きているときには多数の粒子がそろって運動しているので,これを集団運動という。集団運動はプラズマ振動,液体内の音波や液滴の振動,それによく似た原子核の振動など,固体以外でも広く見られる。…

※「集団運動」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android