デジタル大辞泉 「雌羊歯」の意味・読み・例文・類語 め‐しだ【雌羊=歯】 メシダ科の多年生のシダ。葉は根茎から束になって出て、長さ約1メートル。羽状複葉で、羽片は長楕円形で先がとがり、オシダに比べてやや柔らかい。胞子嚢ほうしのう群は棒状か鉤かぎ形をなす。東北地方から北に分布。えぞしだ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「雌羊歯」の意味・読み・例文・類語 め‐しだ【雌羊歯】 〘 名詞 〙 シダ類ウラボシ科の落葉多年草。北海道、本州中部以北の深山に生える。葉柄の基部に黒褐色で長卵形の鱗片を密生する。葉は草質。柔らかく、長楕円形で三回羽状深裂する。羽片は長楕円状披針形で長さ約一五センチメートル。小羽片は長楕円形で縁に細鋸歯(きょし)がある。胞子嚢群は線形。多くは鉤状に曲がり裂片の中脈と縁の中間に一列に並び包膜につつまれる。みやまめしだ。〔日本植物名彙(1884)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例