雌雄淘汰(読み)シユウトウタ

デジタル大辞泉 「雌雄淘汰」の意味・読み・例文・類語

しゆう‐とうた〔‐タウタ〕【雌雄×淘汰】

シカの角、鳥の飾り羽、ライオンたてがみなどは、異性による配偶者選択に有効な形質として発達したとする説。ダーウィンが初めて提唱

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精選版 日本国語大辞典 「雌雄淘汰」の意味・読み・例文・類語

しゆう‐とうた‥タウタ【雌雄淘汰】

  1. 〘 名詞 〙しゆうせんたく(雌雄選択)
    1. [初出の実例]「雌雄の彩色は同様なれども頗る頭部の形状を異にす是れ亦た雌雄淘汰の結果に外ならず」(出典:日本昆虫学(1898)〈松村松年〉昆虫の彩色)

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百科事典マイペディア 「雌雄淘汰」の意味・わかりやすい解説

雌雄淘汰【しゆうとうた】

性淘汰

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「雌雄淘汰」の意味・わかりやすい解説

雌雄淘汰
しゆうとうた

雌雄選択

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雌雄淘汰」の意味・わかりやすい解説

雌雄淘汰
しゆうとうた

性淘汰」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の雌雄淘汰の言及

【自然淘汰】より

… この個体変異の少なくとも一部が,遺伝的なものであることは明らかな事実であるということから,生物の進化を説明しようとしたのが進化要因論としての〈自然淘汰説〉である。一方,ダーウィンは,多くの動物に見られる雌雄二形(性的二形)を上記の狭義の自然淘汰のみで説明することはできないと考えて,つがい相手をめぐっての雄どうしの競合(今日では雌による特定の雄の選択のほうが重要視されているが)に基づく雄の授精確率の不平等性を推論して,この過程を雌雄淘汰(性淘汰)と呼んだ。雌雄二形の一部は,狭義の自然淘汰の結果として説明できることがその後明らかになって,一時は雌雄淘汰という概念は不必要だとされたこともあったが,今日では再びその必要性が認められている。…

※「雌雄淘汰」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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