雑伎(読み)ざつぎ(その他表記)Za-ji

精選版 日本国語大辞典 「雑伎」の意味・読み・例文・類語

ざつ‐ぎ【雑伎・雑技・雑戯】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 種々の技芸。さまざまな技芸。奈良時代中国より伝えられたものまね曲芸などをさすことが多い。雑芸(ぞうげい)
    1. [初出の実例]「若忘哀作楽徒一年半。雑戯杖八十」(出典:律(718)職制)
    2. [その他の文献]〔晉書‐成帝紀〕
  3. すぐれたところのない、くだらない技芸。〔広益熟字典(1874)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雑伎」の意味・わかりやすい解説

雑伎
ざつぎ
Za-ji

中国で曲芸,手品相撲,原始的演劇などの総称。「雑戯」「百伎」「散楽」などともいう。インドおよび西方からの伝来が多い。漢代の画像石にすでに雑伎の図がみえる。

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