雑司が谷霊園(読み)ぞうしがやれいえん

日本歴史地名大系 「雑司が谷霊園」の解説

雑司が谷霊園
ぞうしがやれいえん

[現在地名]豊島区南池袋四丁目

染井そめい墓地と同様の経緯で明治五年(一八七二)雑司ヶ谷神葬祭地として成立。用地には雑司ヶ谷村の旧御鷹部屋跡、および東接する雑司ヶ谷村地の一部が充てられた。現在、正式には雑司が谷都営霊園とよび、敷地はおおよそ六万七〇〇〇平方メートル。園内には小栗上野介忠順・成島柳北中浜万次郎綱島梁川大井憲太郎小泉八雲・泉鏡花・夏目漱石岩野泡鳴・永井荷風・森田草平、詩人大塚楠緒子、哲学者ラファエル・ケーベル、島村抱月・竹久夢二、六代目尾上梅幸・一五代目市村羽左衛門、自由学園創立者の羽仁吉一・もと子夫妻の墓などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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