雑毒(読み)ぞうどく

精選版 日本国語大辞典 「雑毒」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐どく ザフ‥【雑毒】

〘名〙
① いろいろな毒。
霊異記(810‐824)下「食物に於きては、雑毒を食ふと雖も甘露と成り」
仏語煩悩を毒にたとえて、その毒をまじえたもののこと。または他力念仏に対する自力諸善をいう。
教行信証(1224)二「願海者不宿二乗雑善中下屍骸、何況宿人天虚仮邪偽善業雑毒雑心屍骸乎」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android