難民審査参与員

共同通信ニュース用語解説 「難民審査参与員」の解説

難民審査参与員

中国・瀋陽の日本総領事館への脱北者駆け込み事件で、難民受け入れに消極的な日本の姿勢が批判され、入管難民法を改正して2005年に導入された。難民審査を第三者の目で見直すため、法律や国際情勢に詳しい学識経験者から法相が任命する。入管に不認定とされた難民申請者の請求に応じて、本人への事情聴取などを行い、意見を提出。これを基に、法相が難民認定するか否かの結論を下す。ただ、認定するべきだとの意見が出たのに、法相が認定しなかったケースもある。参与員氏名が申請者にも明らかにされないなど透明性は低く、参与員が審査中に侮辱的な発言をした例も報告されている。

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