難波屋おきた(読み)なにわや おきた

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「難波屋おきた」の解説

難波屋おきた なにわや-おきた

1778-? 江戸時代後期の女性
安永7年生まれ。喜多川歌麿(うたまろ)らによって錦絵にえがかれた江戸浅草観音随身門わきの水茶屋看板娘。寛政三美人のひとり。おきたの評判境内の水茶屋はどこも繁盛したという。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の難波屋おきたの言及

【茶店】より

…江戸では明暦の大火(1657)後,浅草待乳(まつち)山聖天宮門前の茶店が奈良茶(茶飯)を売り出して評判となり,宝暦年間(1751‐64)には隅田川右岸の真崎(まつさき)稲荷社内の茶店が田楽を売物にして客を集めた。つづく明和(1764‐72)ごろからは笠森稲荷(谷中)や浅草寺の境内その他の茶店が美しい看板娘を置いて評判になり,笠森お仙,難波屋おきたなどは錦絵にも描かれてその名をうたわれた。茶屋【西村 潔】。…

※「難波屋おきた」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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