日本歴史地名大系 「雨崎洞穴」の解説
雨崎洞穴
あめさきどうけつ
三浦半島の先端近く、
洞穴内の灰と貝の互層の厚い堆積は、弥生時代後期(久ヶ原期)から古墳時代初期(五領期)のもので、弥生中期(須和田期、宮ノ台期)においては生活の様相に違いがみられる。須和田期には洞内底部に薄く堆積した砂層上に薄い灰層があり、灰層直上に薄く堆積した黒褐色土に遺物が包含され、貝および魚類は少なく、獣・鳥類が目立った。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報