雨晴れて笠を忘る(読み)あめはれてかさをわする

精選版 日本国語大辞典 「雨晴れて笠を忘る」の意味・読み・例文・類語

あめ【雨】 晴(は)れて笠(かさ)を忘(わす)

困難が去ると、その時に受けた恩をすぐに忘れてしまうことのたとえ。暑さ忘れて蔭忘る。
読本南総里見八犬伝(1814‐42)九「鄙語(ことわざ)にいふ、雨霽(アメハレ)て笠を忘るる愚民の身勝手」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「雨晴れて笠を忘る」の意味・読み・例文・類語

あめれてかさわす

苦難のときに受けた恩を、その時が過ぎると忘れてしまうことのたとえ。
[類語]喉元のどもと過ぎれば熱さを忘れる暑さ忘れてかげ忘る魚を得てうえを忘る

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「雨晴れて笠を忘る」の解説

雨晴れて笠を忘る

困難が去ると、その時受けた恩を忘れてしまうことのたとえ。

[類句] 暑さ忘れて蔭忘る

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

潮力発電

潮の干満の差の大きい所で、満潮時に蓄えた海水を干潮時に放流し、水力発電と同じ原理でタービンを回す発電方式。潮汐ちょうせき発電。...

潮力発電の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android