日本歴史地名大系 「雪谷川」の解説 雪谷川ゆきやがわ 岩手県:九戸郡軽米町雪谷川新井田(にいだ)川水系の支流。二級河川。延長約三一キロ。九戸村雪屋(ゆきや)と山形(やまがた)村日野沢(ひのさわ)の境にある丘陵の北西の谷間に発し、大雪屋(おおゆきや)と小雪屋(こゆきや)の沢となって九戸村中雪屋(なかゆきや)で合流する。軽米町円子(まるこ)の冷水(ひやみず)を経て、軽米の大鳥(おおとり)で瀬月内(せつきない)川と合流して新井田川となる。軽米町内でのおもな支流を上流からあげると、宮沢(みやざわ)川・蛇口(へびぐち)川・米田(まいた)川・小玉(こたま)川・松(まつ)ノ脇(わき)川・戸草内(とくさない)川・沢里(さわざと)川・塚内(つかない)川などがある。冷水から小軽米(こがるまい)までは北東流し、小軽米から増子内(ますこない)までは北西流してやや広い沖積地をつくる。増子内から車門(くるまかど)にかけては西流し、谷が深く、トリクラレの奇岩絶景が展開する。岩崎(いわさき)から横井内(よこいない)にかけて沖積地が開け、上館(かみだて)と軽米市街を北西流し、横井内から下流は峡谷を蛇行しながら北流し、ヤイホイの奇勝がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by