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雲となり雨となる クモトナリアメトナル

デジタル大辞泉の解説

雲(くも)となり雨とな・る

時によって変化し、どちらとも定まらないことをいう。
消えやすいことをいう。消えてなくなってしまう。
「―・りてやたつた姫秋の紅葉の色を染むらん」〈続古今・秋下〉
《宋玉「高唐賦」から》男女、または衆道(しゅどう)の契りのこまやかなことにいう。
「―・るてふなかぞらの夢にも見えよよるならずとも」〈新勅撰・恋三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

くもとなりあめとなる【雲となり雨となる】

〔杜甫・貧交行「翻手作雲、覆手雨」〕 人情が軽薄で変わりやすいこと。物事の変転きわまりないこと。
〔宋玉「高唐賦」にある、巫山ふざんの神女が雲となったり、雨となったりして楚の懐王と契ったという故事から〕 男女の仲のきわめてむつまじいたとえ。雲雨。
跡形もなく消えてなくなること。 「月もはや影傾きて明方の-・る/謡曲・融」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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