ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「雲パターン」の意味・わかりやすい解説 雲パターンくもパターン 気象衛星からの雲画像による雲型判別で,低気圧の発達状況や大雨などの顕著な現象の発生,発達,衰弱を示すときの特有な雲形を判別するもの。雲パターンには,Ciストリーク,トランスバースライン,テーパリングクラウド,バルジ,クラウドクラスター,筋状雲,オープンセル,クローズドセル,カルマン渦(カルマン渦列)などがある。また,水蒸気画像には,明域,暗域,ドライスロット,上層渦などがある。視覚的に表現される雲パターンは,その場の大気の流れ,温度分布,水蒸気分布,および鉛直安定度などと密接に関連しているため,大気の立体構造を把握するうえで重要である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by