テーパリングクラウド(その他表記)tapering cloud

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テーパリングクラウド」の意味・わかりやすい解説

テーパリングクラウド
tapering cloud

風上に向かってしだいに細く毛筆状になっている積乱雲域。細長い三角形状の発達した対流雲域を,気象衛星画像上での形状からテーパリングクラウド(穂先状の雲)またはにんじん状の雲と呼ぶ。テーパリングクラウドは,特に穂先部分で,豪雨突風竜巻ひょう乱気流およびマイクロバースト等の激しい現象を伴うことが多い。日本付近では一般的に海上において,低気圧中心付近や前線近傍や暖域に発生することが多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む