デジタル大辞泉 「オープンセル」の意味・読み・例文・類語 オープン‐セル(open cell) 1 ウレタンなどの立体構造の1つ。閉殻空洞が泡のように多数集まっている。2 上空から見て、環形の雲がハニカム状に並んでいる状態。またその構造。環部では上昇気流で雲が生じ、央部は下降気流で晴天となる。主に、暖かい海水面に強い寒気が流れ込み、積雲が生じることで現れる。寒気が弱まり温度差が小さくなると、オープンセルからクローズドセルに変化することがある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オープンセル」の意味・わかりやすい解説 オープンセルopen cell 海上でドーナツ状に穴の開いた雲が,ハチの巣のようにすきまなく並んだ雲域。対流雲(おもに積雲)からなり,大気と海面水温の温度差が大きいときに発現する。ドーナツ状になるのは風速が比較的強いときであり,風が弱くなるとしだいに形が崩れてくる。日本付近では,東シナ海などで寒冷な季節風が海上を吹走するときに相対的に暖かい海面と冷たい季節風の間の大気が不安定になり対流が発生して発現する。(→クローズドセル) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by