雲居隠る(読み)クモイガクル

デジタル大辞泉 「雲居隠る」の意味・読み・例文・類語

くもい‐がく・る〔くもゐ‐〕【雲居隠る】

[動ラ四]雲隠る1」に同じ。
淡路の島は夕されば―・りぬ」〈・三六二七〉
[動ラ下二]雲隠る1」に同じ。
春日山―・れて遠けれど家は思はず君をこそ思へ」〈拾遺・雑恋〉
[補説]四段活用上代古形

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精選版 日本国語大辞典 「雲居隠る」の意味・読み・例文・類語

くもい‐がく・るくもゐ‥【雲居隠】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「くもいかくる」とも ) =くもがくる(雲隠)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「吾妹子(わぎもこ)に 淡路の島は 夕されば 久毛為可久利(クモヰカクリ)ぬ」(出典万葉集(8C後)一五・三六二七)
  2. [ 2 ] 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙くもがくる(雲隠)[ 二 ]
    1. [初出の実例]「春日山雲居隠れて遠けれど家は思はず君をこそ思へ〈柿本人麻呂〉」(出典:拾遺和歌集(1005‐07頃か)雑恋・一二四四)

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