デジタル大辞泉
「雲隠る」の意味・読み・例文・類語
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くも‐がく・る【雲隠】
- [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙
- ① 雲の中に隠れる。くもいがくる。
- [初出の実例]「二上の 山飛び越えて 久母我久理(クモガクリ) 翔(かけ)り去(い)にきと」(出典:万葉集(8C後)一七・四〇一一)
- ② ( 「死ぬ」というのを避けて、間接にいったもの ) 死去する。貴人の死去についていうことが多い。
- [初出の実例]「大皇の命恐(みことかしこ)み大荒城(おほあらき)の時にはあらねど雲隠(くもがくり)ます」(出典:万葉集(8C後)三・四四一)
- [ 2 ] 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙
- ① [ 一 ]①に同じ。
- [初出の実例]「女郎花ひる見てましを秋の夜の月の光は雲がくれつつ〈よみ人しらず〉」(出典:後撰和歌集(951‐953頃)秋中・三四〇)
- ② [ 一 ]②に同じ。
- [初出の実例]「などてかく雲がくるらんかくばかりのどかに澄める月もあるよに〈命婦乳母〉」(出典:後拾遺和歌集(1086)哀傷・五四〇)
- ③ 心がはればれしない。
- [初出の実例]「日の光あまねき空のけしきにも我が身一つは雲がくれつつ〈源俊頼〉」(出典:金葉和歌集(1124‐27)雑上・五九二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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