雲衣(読み)うんい

精選版 日本国語大辞典 「雲衣」の意味・読み・例文・類語

うん‐い【雲衣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 李白の清平調詞に、「雲想衣裳花想容」とあるところから ) 雲を衣服にたとえていう語。雲。
    1. [初出の実例]「雲衣両観夕。月鏡一逢秋」(出典:懐風藻(751)七夕〈藤原史〉)
  3. 雲水旅衣諸国を修行して歩く僧の旅行中の衣服。
    1. [初出の実例]「爰に旅駅漸くに夜をかさねて、枕を宿縁の草に結び、雲衣、暁さむし」(出典:海道記(1223頃)大岳より鈴鹿)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「雲衣」の読み・字形・画数・意味

【雲衣】うんい

雲の衣。〔宋書、楽志四〕列子を攜(たづさ)へを超え、雲衣雨帶、風に乘りて(か)く。

字通「雲」の項目を見る

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