雲門(読み)うんもん

精選版 日本国語大辞典 「雲門」の意味・読み・例文・類語

うん‐もん【雲門】

[1] 〘名〙
① 雲の出入りする門。高峰雲関
※俳諧・笈の小文(1690‐91頃)「息をきらし汗をひたして漸(やうやう)雲門に入こそ、心もとなき導師のちからなりけらし」
銘菓一種もち米を白あずきの小倉餡で包んだもの。仏事に用いる。雲門禅。〔文明本節用集(室町中)〕
[2]
[一] 中国の古楽曲名黄帝が作ったという伝説上の曲名。

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デジタル大辞泉 「雲門」の意味・読み・例文・類語

うんもん【雲門】

[864~949]中国、唐・五代禅僧。名は文偃ぶんえん・もんえん雪峰義存の法をぎ、広東省の雲門山に住み、雲門宗を開いた。著「雲門広録」など。

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