雲関(読み)うんかん

精選版 日本国語大辞典 「雲関」の意味・読み・例文・類語

うん‐かん‥クヮン【雲関】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 雲のかかるほど高い所にある関所
    1. [初出の実例]「日月行道(かうだう)の雲関に入るかとあやしまれ」(出典:俳諧・奥の細道(1693‐94頃)出羽三山)
    2. [その他の文献]〔王勃‐長柳詩〕
  3. 雲が重なって関門のようになっていることのたとえ。
    1. [初出の実例]「後会難知何再日、若分銅虎越雲関」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)六・春日城北幽庄言志〈藤原周光〉)
    2. [その他の文献]〔李白‐遊泰山詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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