雲際(読み)ウンサイ

デジタル大辞泉 「雲際」の意味・読み・例文・類語

うん‐さい【雲際】

雲の果て。はるかな空。
「―にそびゆる大男が」〈魯庵社会百面相

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「雲際」の意味・読み・例文・類語

うん‐さい【雲際】

  1. 〘 名詞 〙 雲の果て、はるかな天空。また、はるか遠く、雲と地平線との接するあたり。
    1. [初出の実例]「蓂生七莢旬、雲際分明出半輪」(出典田氏家集(892頃)上・翫片月)
    2. [その他の文献]〔陳子昂‐白帝城懐古詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「雲際」の読み・字形・画数・意味

【雲際】うんさい

雲のあたり。唐・陳子昂〔白帝城懐古〕詩 古木、雲際に生じ 霧中より出づ

字通「雲」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android