雲際(読み)うんさい

精選版 日本国語大辞典 「雲際」の意味・読み・例文・類語

うん‐さい【雲際】

〘名〙 雲の果て、はるかな天空。また、はるか遠く、雲と地平線との接するあたり。
田氏家集(892頃)上・翫片月「蓂生七莢旬、雲際分明出半輪」 〔陳子昂‐白帝城懐古詩〕

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デジタル大辞泉 「雲際」の意味・読み・例文・類語

うん‐さい【雲際】

雲の果て。はるかな空。
「―にそびゆる大男が」〈魯庵社会百面相

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普及版 字通 「雲際」の読み・字形・画数・意味

【雲際】うんさい

雲のあたり。唐・陳子昂〔白帝城懐古〕詩 古木、雲際に生じ 霧中より出づ

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