雷浦(読み)いかずちうら

日本歴史地名大系 「雷浦」の解説

雷浦
いかずちうら

[現在地名]美津島町芦浦

江戸時代に捕鯨の拠点となった浦。文化一〇年(一八一三)四月、伊能忠敬一行よしうら村などを測量、地内の雷浦は一〇ヵ年以前に壱州鯨組の篠塚太右衛門が納屋を建てて二ヵ年間捕鯨を行っていたが、不漁のため取りやめ、わに(現上対馬町)に移ったという(伊能忠敬測量日記)。天保三年(一八三二)鯨組の経営者亀谷卯右衛門が蘆浦よしがうらの入口に近い雷浦に秋納屋を置いて捕鯨を始めた。対馬西海岸の春納屋に対するもので、秋に日本海から南下してくる鯨を浦に追込んで、綱を掛け銛で突く漁法であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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