コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

電力自由化 でんりょくじゆうか

4件 の用語解説(電力自由化の意味・用語解説を検索)

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

電力自由化

電力小売を自由化する規制緩和のこと。従来、電力の小売業(企業、家庭への電力供給)は電力の安定供給の確保を理由に東京電力関西電力などの10電力会社に独占されていた。しかし、アメリカの規制緩和にならい、2000年から段階的に一般の企業にも解禁されることになった。すでに00年に2000kw以上の電力小売(産業、業務用の大口電力)が解禁、05年には商用全般の電力小売が解禁され、07年には一般家庭も含めて全面的に解禁される予定である。実際に電力小売業に参加している企業としては、三菱商事子会社であるダイヤモンドパワー、新日鉄などがある。

出典|ASCII.jpデジタル用語辞典
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

知恵蔵の解説

電力自由化

60年以上続いてきた電力大手10社の地域独占を廃止し、電力の需給を全面自由化する動き。2016年4月から、一般家庭や商店を対象とする低圧電力の販売も自由化される。これまで、00年3月に大規模工場を対象とする特別高圧の電力販売が自由化され、04年には中規模工場向け高圧電力の販売にも拡大された。今後は、事業者競争の公平性・透明性を高めるため、20年4月には発送電も既存の電力大手から分離される予定。
16年4月から実施される一般家庭向け電力市場は7~8兆円規模で、通信、ガス、石油、コンビニ、鉄道会社などの大手企業が参入を表明している。ただし、企業向けを含む約200社(16年2月末時点)の新規事業者は需要量の4割近くを占める首都圏や関西圏の顧客獲得に力を注いでおり、既存の電力大手も地域を越えた大都市圏に営業攻勢をかけている。
こうした自由化加速のきっかけは、11年に起こった福島第一原発事故である。電力事業に対する国民の関心の高まりを受け、政府は13年に「電力システムに関する改革方針」を閣議決定した。広域系統運用の拡大、電気の小売業への参入の自由化、送配電部門の分離と電気の小売料金の全面自由化の3段階である。ただし、16年4月からの一般家庭向け自由化に向けては、新規参入の大半が電気を大量に使うほどメリットがある料金プランを発表しており、政府が進めている温暖化対策(節電)に逆行するという恐れが指摘されている。

(大迫秀樹 フリー編集者/2016年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

電力自由化

一般家庭や小さな店舗計8500万件は、東京電力など地域の大手電力会社としか契約できなかったが、今年4月から電力会社を選べるようになった。ガス、石油などのエネルギー関連会社をはじめ、自治体が出資する会社なども参入している。

(2016-05-23 朝日新聞 朝刊 生活1)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

でんりょく‐じゆうか〔‐ジイウクワ〕【電力自由化】

政府の認可を受けた電力会社が独占していた電気事業への参入規制を緩和すること。→地域独占

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

電力自由化の関連キーワード一般電気事業者電力市場自由化自由化PPS金融自由化電力小売りの自由化電力の小売り自由化日本の電力自由化電力自由化と特定規模電気事業者(PPS)新電力(PPS)

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone

電力自由化の関連情報