電子式卓上計算機(読み)でんししきたくじょうけいさんき(その他表記)electronic desk calculator

精選版 日本国語大辞典 「電子式卓上計算機」の意味・読み・例文・類語

でんししき‐たくじょうけいさんき‥タクジャウケイサンキ【電子式卓上計算機】

  1. 〘 名詞 〙 電子運動特性を応用した小型の計算機電卓。〔マイ・コンピュータ入門(1977)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電子式卓上計算機」の意味・わかりやすい解説

電子式卓上計算機
でんししきたくじょうけいさんき
electronic desk calculator

電卓とも略称する。加減乗除の四則計算を中心とした各種の事務技術計算を簡単な操作で自動的に行う計算装置で,電子回路で構成されている。電子部品が技術の進歩により LSI化されたため,電卓は小型・軽量化し,数字表示も発光ダイオード (LED) から液晶を使ったものに変り,電力消費量も減って電池式になっている。

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世界大百科事典(旧版)内の電子式卓上計算機の言及

【集積回路】より

…ICのこの特徴は,身近なものとして電卓の発展を見れば容易に理解できる。最初に登場した電卓はトランジスター式で,現在のパソコン本体程度の大きさのまさしく〈電子式卓上計算機〉であったが,その後IC化・LSI化が進み,機能的にも高度化され,いわゆる関数電卓でも掌に乗る大きさになった。また消費電力も,小型の電池でかなり長時間使用できるほどに低減化され,最近では太陽電池を装備し室内照明で動作するものも一般化されている。…

【電卓】より

…一般に加減乗除の四則演算を中心に,比較的簡単な計算を,内蔵する演算素子,演算回路で行う機能をもったハンディな計算機。かつては電子式卓上計算機electronic calculatorと呼称したが,1979年にJIS B 0117で正式に電卓となった。計算過程や結果をロールペーパーに印字できる記録式と表示式があり,記録式はおもに金融機関など計算業務の激しい職場で利用している。…

※「電子式卓上計算機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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