電気絶縁物(読み)でんきぜつえんぶつ(その他表記)electrical insulating materials

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「電気絶縁物」の意味・わかりやすい解説

電気絶縁物
でんきぜつえんぶつ
electrical insulating materials

導体を不導体で囲んで他の導体との電気的接触を遮断することを電気絶縁といい,その目的のために使用する不導体材料 (コンデンサの誘電材料を含む) を電気絶縁物という。電気絶縁物の電気的な性能の表示としては,絶縁破壊に耐える強さ,漏洩電流の大きさ,比誘導率,誘導体力率などがある。その他の性能の表示としては,機械的強さ,加工のしやすさ,耐食性,耐熱性などがある。絶縁材料には気体 (空気,各種ガス) ,液体 (天然鉱油,合成油) ,無機固体 (マイカ石綿スレート磁器,ガラス) ,有機固体 (木材,紙,糸および布) ,天然樹脂 (ゴム,パラフィン) ,プラスチック (ビニル樹脂ポリエチレン) ,ワニスコンパウンドなどがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「電気絶縁物」の意味・わかりやすい解説

電気絶縁物
でんきぜつえんぶつ

絶縁材料

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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