震恐(読み)シンキョウ

デジタル大辞泉 「震恐」の意味・読み・例文・類語

しん‐きょう【震恐】

[名](スル)おそれおののくこと。
「周師大敗、帰路全く絶え将士―す」〈東海散士佳人之奇遇

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精選版 日本国語大辞典 「震恐」の意味・読み・例文・類語

ふるい‐おそ・る ふるひ‥【震恐】

[1] 〘自ラ四〙 ぶるぶると身体がふるえるほど恐ろしく思う。恐ろしくて身体がふるえる。
※大唐西域記巻十二平安中期点(950頃)「君臣震(フル)ひ恐(オソ)りて計を知ること莫し」
[2] 〘自ラ下二〙 (一)に同じ。
古道大意(1813)下「国王が誠に戦(フル)ひ恐(オソ)れて佗言をいたし」

しん‐きょう【震恐】

〘名〙 ふるえ恐れること。
※漢書列伝竺桃抄(1458‐60)樊酈滕灌伝靳周第一一「此ほど震恐するに我等と御談合もなうて」 〔史記‐張儀伝〕

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普及版 字通 「震恐」の読み・字形・画数・意味

【震恐】しんきよう

ふるえ恐れる。〔史記、淮陰侯伝〕今足下を震はすの威を戴き、賞せられざるの功を挾(さしはさ)む。楚に歸するも楚人信ぜず、に歸すれば人震せん。足下是れを持して安(いづ)くに歸せんと欲するか。~竊(ひそ)かに足下の爲に之れをぶむ。

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